お知らせ・コラム

2022年7月11日

創業融資が借りれない?!金融機関 7つのポイント~①

創業融資も申し込んだ際の、ポイントとなる7項目について順にご紹介していきたいと思います。

①自己資金

自己資金が少ないと、金融機関は「準備不足」とみなします。

創業するために資金が必要なのはあらかじめわかっていることですから、自己資金額が少ないと「思いつきで創業しているのではないか?」と思われてしまい、どうしても審査が厳しくなります。

自己資金の多さは、その人の「創業に対する熱意」です。用意している資金が多ければ多いほど「本気度合い」が伝わって審査によい影響を与えます。

創業者の多くが利用する日本政策金融公庫の「新創業融資」では「創業資金総額10分の1以上の自己資金が必要」となっています。「100万円の自己資金があれば、900万円の融資申し込みができますよ」という意味です。 ただし、これは単に「申込みができる」ということであって、「貸してくれる」ということではありません。

実際に100万円の自己資金で「900万円貸してください」と申し込んだ、ある飲食店開業希望者は、「自己資金が少ないので、融資できません」と、日本政策金融公庫の担当者に断られました。「申請上の自己資金必要額と、審査上の自己資金必要額は違う」ということは知っておく必要があります。

創業融資を借りるために必要とされる自己資金は、3割程度は準備しておいたほうがよいでしょう。 自己資金がまだ貯まっていない場合は急がずに、「貯めてから独立する」という気持ちでいた方が、創業の成功につながります。