6.見せ金による自己資金
創業融資では、自己資金が多ければ多いほど、融資金額も大きくなる可能性が高くなることは「1」でお伝えしました。そこで、少しでも多く借りたいと考え、どこからか調達してきて自己資金として見せようとする方がいらっしゃいます。でも、ほとんどの場合バレます。いきなり、1ヶ月前に通帳に 500 万円の振込があり、「この通り、自己資金500万円あります」と申込者が言ってきたとします。金融機関担当者としてはまず、「その500万円をどう貯めたのか?」について聞きます。
それだけでなく、その500万円を貯めていた記録(通帳のコピー、定期預金の計算書等)を求めます。それが提出できないと、そのお金は「見せ金」とみなされ、自己資金とは認めてもらえません。それだけでなく、「目的のためなら人をだましたり欺いたりする人」と判断をされ、その金融機関のブラックリストに載ることもあります。
その時だけでなく、将来的にも利用できなくなってしまいます。金融機関の担当者は徹底的に調べますから、見せ金は 99%以上の確率でバレると思っておいてください。