お知らせ・コラム

2022年7月25日

創業融資が借りられない?!7つのポイント~③

3.いいかげんな事業計画書 

創業融資を借りる際、金融機関はかならず所定の「借入申込書」や「事業計画書」「創業計画書」「企業概要書」等を提出させます。かなり多くのことを書き込まなければならないようになっているため、経験がない人にとっては、とても労力がいる作業になります。その結果、とくに「事業計画書」などは、いいかげんな内容のものを提出する人が少なくありません。

創業者が思い描いた事業をいかに実現していくのかを書いたのが事業計画書です。すなわち、事業計画書は、自身の事業を成功させるための設計図です。この事業計画書を見て金融機関はその事業が成功しそうかそうでないかの判断をします。

たとえば、日本政策金融公庫の創業計画書には、「創業の動機」「経営者の略歴等」「取扱商品・ サービス」「取引先・取引関係等」「従業員」「借り入れの状況」「必要な資金とその調達方法」「事業の見通し」「自由記述欄」といったことを書く項目があります。面倒くさいからといってこれらの内容をいいかげんに書いてしまうと、金融機関としてはその事業が成功するかどうか判断できません。

金融機関は、成功するかどうか判断できない事業に対して融資をすることは決してありません。また、いいかげんな事業計画書を書いた人に対して、「この人はいいかげんな人だ」「融資すべき人ではない」という判断になってしまうのです。事業計画書の出来の善し悪しで融資の可能性は大きく変わってしまいますので、計画書は真剣にきちんと書きましょう。自分一人で書けない場合は、詳しい専門家にアドバイスを求めることをお勧めします。